これをお読みのあなたは、ほぼ間違いなく眼の前に(タブレット・スマホ類も含めて)何らかのコンピュータがあることであろう。その画面上に日本語が表示されている。
その同じ画面に英語を表示することもできる。異なる書記体系の混合。考えてみれば、大したもんですなぁ。
んで、面白いことに全角の英語文字というのがある。これは「日本語文字表示の都合に合わせた英語文字の表示」である。
英語の文字を表示:This is weird.
全角の「英語」表示:Now this really is weird.
日本語の世界に英語を無理矢理はめ込んだわけで、英語ではない英語文字表示。いや、より正確には英語文字の日本語文字化。考えてみればお見事というか無茶苦茶というか…。
これは不思議な領域である。日本語なんだけど、英語由来。英語由来なんだけど、日本語と言えますかどうか。この領域付近に、「日本語の世界で何となく英語ということにしているもの」が棲息する言語空間がある。
英語の映画題名がカタカナになるときも面白い。The Sixth Sense は「シックス・センス」、The Shining は「シャイニング」、類例は数知れない。冠詞や複数語尾に代表される極めて重要な情報がスッと消えてしまって「(英語として)わからなくなる」のである。けど、英語じゃないんだからまぁ良いか。
さらに Gravity が「ゼロ・グラビティ」(正反対だろ)になり、Gone が「ファインド・アウト」(だから正反対だってば)になってくると、これはずいぶんかけ離れているのではないかと思う。けど、そもそも日本語は英語ではないのだから、かけ離れて当然なのか。でも、だからって、そこまでやって委員会。ううむ。
商売柄、そんな領域を傍らに感じつつ暮らしております。そりゃ酒量も増えますな。
その同じ画面に英語を表示することもできる。異なる書記体系の混合。考えてみれば、大したもんですなぁ。
んで、面白いことに全角の英語文字というのがある。これは「日本語文字表示の都合に合わせた英語文字の表示」である。
英語の文字を表示:This is weird.
全角の「英語」表示:Now this really is weird.
日本語の世界に英語を無理矢理はめ込んだわけで、英語ではない英語文字表示。いや、より正確には英語文字の日本語文字化。考えてみればお見事というか無茶苦茶というか…。
これは不思議な領域である。日本語なんだけど、英語由来。英語由来なんだけど、日本語と言えますかどうか。この領域付近に、「日本語の世界で何となく英語ということにしているもの」が棲息する言語空間がある。
英語の映画題名がカタカナになるときも面白い。The Sixth Sense は「シックス・センス」、The Shining は「シャイニング」、類例は数知れない。冠詞や複数語尾に代表される極めて重要な情報がスッと消えてしまって「(英語として)わからなくなる」のである。けど、英語じゃないんだからまぁ良いか。
さらに Gravity が「ゼロ・グラビティ」(正反対だろ)になり、Gone が「ファインド・アウト」(だから正反対だってば)になってくると、これはずいぶんかけ離れているのではないかと思う。けど、そもそも日本語は英語ではないのだから、かけ離れて当然なのか。でも、だからって、そこまでやって委員会。ううむ。
商売柄、そんな領域を傍らに感じつつ暮らしております。そりゃ酒量も増えますな。